ロクヨンクロスって何?シェラデザインのマウンテンパーカー
この記事を読まれている方はこんな事をお考えではないですか?
・マウンテンパーカーが欲しいけど何を選べばいいかわからない。
・シェラデザインのマウンテンパーカーってどうなんだろう?
・ロクヨンクロスって聞いたことあるけどなんだろう?
今回はそんな方々のお悩み解決に努められたらと思います。
私も実際にシェラデザインのマウンテンパーカーを愛用して数年
さらっと羽織るのに便利なアイテムなので是非
ご紹介させていただければと思います。
この記事は約5分で読み切れるものになりますので
最後までお付き合いいただければ幸いです。
ちなみに筆者のミキですが販売で約5年ほど勤めていましたので
記事の信憑性はあるかと思います。
どうぞよろしくお願いします。
シェラデザインのマウンテンパーカーってどうなんだろう?
シェラデザインのマウンテンパーカーの魅力って
軽い事と撥水性がある事だと思っています。
安いものではないが故に時々、冬用のアウターとして
検討、購入される方がいらっしゃるのですが
私は防寒性、保温性に関しては強いものだとは考えていません。
もちろん、中にセーターやウールのシャツ
インナーにサーマルなど着込めば多少はいいかもしれませんが
それでもアウターとしてみたときにダウンやメルトン素材
物によってはフリースにも及ばないのが実際だと思っています。
ただ、物が真価を発揮するのは当然ながらシチュエーションに
依存するので真冬にタウンユースとして着るのではなく
同じ冬でも休日にランチへ行く際、車で移動するともなれば
軽くて、可動域もメルトン素材やダウンに比べて優れているので
非常に便利ですよね。
真冬に外で着るよりも秋や春に来たり
冬でも車の移動がほとんどなのであれば
あると非常に便利だと思います。
ロクヨンクロスって聞いたことあるけどなんだろう?
公式サイトよりお借りした画像がいわゆるロクヨンクロスと呼ばれる
記事を用いたアイテムのロゴです。
ご覧いただき薄々お気づきかとは思いますが
ロクヨンって60/40の頭文字からとっている物なんです。
では何が60で何が40なのかの説明とその生地の特性について
解説していこうと思います。
ロクヨンクロスの秘密
さかのぼる事、約50年前の1968年。
シェラデザインで初めてロクヨンクロスを用いたマウンテンパーカーが
発売されました。
今となっては溢れかえっている撥水素材の走りとして
誕生したロクヨンクロスは
横糸にコットンを約60%縦糸にナイロンを約40%使用しています。
コットンとナイロンで縦横それぞれに紡がれている素材の
最大の特徴は撥水性です。
コットンは水を吸い込む事で糸が膨張するので
生地の網目がつまり、縦糸で使用されていいるナイロン素材は
そもそも素材の特徴として撥水作用を持っているため
ロクヨンクロスは生地表面が濡れた際に最大限の
効力を発揮するのです。
もちろん、50年前に考案された素材であるため
現代のような完全防水素材ではありませんが
非常に理にかなっており小雨程度なら気にもせずお使いいただけます。
利点は撥水性のみではない
ロクヨンクロスの最大の特徴は撥水性だと
お伝えしましたが、撥水性だけではありません。
先ほど、横糸にコットン、縦糸にナイロンを
用いていると説明しましたが
コットンを約60%使用する事で撥水性を持ちつつ
なんと透湿性があるのです。
以前、書いたダナーのマウンテンライトで用いられている
GORE-TEX®みたいな感じですね。
耐久性にも優れた素材
撥水性、透湿性がある素材であるのはご理解いただけたかと思いますが
なんとこの素材は耐久性もあるのです。
先ほどの透湿性はコットンを用いているためであると
説明いたしましたが縦糸に使われているナイロン素材が
引き裂き強度や耐摩耗性を高めています。
実際に私が使っているマウンテンパーカーも
70年代のものですが表面生地に裂傷があったり
穴が空いていたりすることもなく使えています。
また、このロクヨンクロスは100%化学繊維ではないため
耐火性も比較的優れていると言えるでしょう。
まとめ
ご紹介させていただいたシェラデザインの
マウンテンパーカーですが、ロクヨンクロスと呼ばれる
特殊な素材で作られています。
撥水性、透湿性、耐摩耗性、引き裂き強度、耐引火性があり
そもそもの仕上がりが軽い。
保温性に優れているわけではないので
真冬にタウンユースとして着用するのは
心許ないですが間違いなく1着あれば長いこと愛用できるアイテムです。
現に、私が持っているのも70年代のものですし。
長い目で見たときにも、いつの時代でも
着用できる愛らしいデザインと機能素材を
兼ね備えた1着なので是非
気になっていただけた方は購入検討してみてください。
本日もお付き合いいただき誠にありがとうございました。